RSC特別規則
- RSCにおいては、参加ドライバーの体重によるウエイト・ハンディキャップが摘要される。
a)参加受付後のドライバーズ・ミーティングで、対象となる各参加者は公式体重測定を行なう。この計測は、各参加者ともレース用装備(ヘルメット等)の重量を含んだ走行可能な状態で行なわれ、この値(単位kg、小数点以下切り上げ)が計測体重となる。
この場合、計測体重とは参加者の実際の体重ではなく、あくまで走行状態での体重である。従って、参加者が独自でバランスウエイトを用意している場合は、その旨をオフィシャルに申告し、オフィシャルの許可を受けてそれを装着して計測すること。なお、安全上の理由により、参加者独自のバランスウエイトはその装着を認められない場合がある。
ただし、女性参加者に限り体重測定は任意とし、自己申告による計測体重の値の設定が認められる。また、女性参加者並びに、前年及び当年のRSC決勝レースにおいて3位以上入賞の経験がない参加者の搭載しなければならないウエイトの個数は、本人と主催者との話し合いにより、当該参加者の技量や体力などを考慮して、安全性最優先のうえ決定される。この時、話し合いの概要は公表されるが、他の参加者によるこの決定に対する異義は一切認められない。
c)規定走行体重は65kgとし、計測体重がこれを超える参加者はウエイト・ハンディキャップを免除する。
d)計測体重が規定走行体重に満たない参加者は、ハンディキャップとして、全ての公式走行セッションにおいてウエイトの搭載が義務付けられる。
e)ウエイトは、規定走行体重を上回る分だけ搭載しなければならない。たとえば、計測体重が63kgの参加者は、ウエイトを最低2kg以上搭載しなければならない。
ただし、ウエイト搭載重量は、計測体重の30%を上限とする。
f)予選/決勝を通じて、走行中に搭載したウエイトが脱落等した場合は、オレンジボールの対象となり、当該参加者はすみやかにピットに戻って再度ウエイトを搭載しなければならない。
g)公式予選並びにスペシャルステージ終了直後、再度公式体重測定を行う。この測定で、走行体重(計測体重+搭載していたウエイト重量)が規定に満たなかった参加者はペナルティの対象となり、下記のようにペナルティが科せられる。
ペナルティの対象となった参加者は、失格の場合を除いて、再度走行体重を調整した上で決勝レースに進むことができる。
規定走行体重ー再測定時の走行体重の差が、
| 2.5kg未満 |
0.3秒加算 |
| 2.5kg以上 |
以降2.5kgごとに+0.3秒加算 |
| 作為的な体重の減少と判断される場合 |
失格 |
h)決勝レースの第2ヒート終了直後、再度公式体重測定を行う。この測定で、走行体重(計測体重+搭載していたウエイト重量)が規定に満たなかった参加者はペナルティの対象となり、下記のようにペナルティが科せられる。
規定走行体重ー再測定時の走行体重の差が、
| 2.5kg未満 |
1周減算 |
| 2.5kg以上 |
以降2.5kgごとに+1周減算 |
| 作為的な体重の減少と判断される場合 |
失格 |
- RSCにおける公式予選は2セッションで行われる。各セッション中のコースインのタイミングは、各参加者の自由であるが、各セッションは参加者の1人が10周を周回した時点で随時チェッカーが出され、後続者は10周していなくても終了となる。
第1セッションの使用カートは、前戦のレース結果(開幕戦は前年のシリーズ・ポイント・ランキング)により1位から順に選択できるものとする。前戦に不参加者の順は、参加申し込み先着順とする(開幕戦は除く)。第2セッションの使用カートは、第1セッション
の各参加者の予選順位の逆順に選択することができる。
予選結果は、第1・第2セッションの各々のベストタイムの合計によって決定される。
*カート選択に関しては、開催日当日早朝に、MVSスタッフ(若松)による全カートのテスト走行が行われ、走行タイムは公表されるので、これを参考にしてもよい。
参加台数がコースの同時走行可能台数を超えた場合は、シリーズポイント・ランキング順(開幕戦は昨年のランキング順)に交互にグループ分けされ、予選結果は総合の順位で決定される。ただし、グループ別のコース・コンディションの差が明らかな場合は、グループごと交互に順位が決定され、順位は各グループトップの参加者の速い方が上位となる。
予選結果により決定するのは、決勝進出者及び決勝前のSSでの使用カートの選択順である。ただし、決勝進出は強制ではない(参加者の任意により、辞退することもできる)。決勝進出資格者が辞退した場合、順次繰り上げとなる。
参加人数が、主催者が決定した決勝レース進出人数を越えた場合、決勝レースに進出を希望しない参加者のためのコンソレ−ション・レ−ス等は行われない。
- a)決勝レースの前に、スペシャル・ステージ(SS)が行われる。
SSは、1周のみ(イン/アウトラップを含むと3周)のタイムトライアルである。使用カートは、予選結果の順に選択することができる。また、この時選択したカートは、それぞれ決勝レースの第1ヒートで使用するものとする。
SSの結果により決定するのは、決勝レースのスターティング・グリッドである。
タイムトライアルの直前には、10分間のフリー走行セッションを設ける。各参加者は、このセッション中自由にピットイン/ピットアウトでき、使用カートの調整を希望することができる。ただし、カートの調整の実作業はオフィシャル・メカニックが行い、同時にできるのは1台であり、作業はセッション開始、コースイン後、ピットインの先着順に、オフィシャル・メカニックの判断による優先順位で行われ、セッション終了と同時に全ての作業はストップされる。各参加者の走行周回数は10周までとする。
タイムトライアルでは、各参加者は予選結果の逆順に、オフィシャルの指示によりコースインする。コースインのタイミングは原則として、前走者の計測ラップ終了直後とする。
計測ラップを終えた参加者は、後続走者の邪魔にならないようすみやかにアウトラップを消化し、ピットに戻らなければならない。計測ラップを除く周回で、故意かどうかにかかわらず後続走者の走行の邪魔になるような行為があった場合は、その参加者のSSタイムは抹消され、最後尾グリッドにつくものとする(該当者複数の場合は、SSタイム順にグリッドを決定する)。また、計測ラップを含み、明らかに故意による他者への妨害行為を行った参加者は、その時点で失格となる。この時、セッションは赤旗により中断され、コース清掃の必要がある場合は清掃され、妨害された参加者のインラップから再開されるものとする。
ただし、計測ラップにおけるスピンやコースアウトなどにより、コース・コンディションが悪化した場合でも、SSセッションはコースの清掃のためには中断されない。また、セッション中に天候等の変化があった場合も、それによるコンディション変化は考慮されない。
b)RSC決勝レースは、25周×2ヒート(計50周)で行われ、インターバルでは、第1ヒートでの各参加者のファステスト・ラップの逆順に、第2ヒートで使用するカートを選択することができる。
第1ヒートはグリッドからのスタンディング・スタート、第2ヒートは全車ピットスタートとし、スタート順は第1ヒートのチェッカー順に、オフィシャルによって計測された第1ヒートチェッカ−時のタイム間隔でスタートするものとする。
- RSCの結果は、第2ヒート終了次点での順位で決定され、同一周回ではチェッカ−順となるが、それ以外では周回数で決定する。従って、リタイアした参加者の順位は、走り切った周回数が同一の全参加者の次点となる。
- RSC決勝レース中にカート同士の接触事故が起きた場合、接触したドライバー全員に、以下のようにペナルティを定める。
ここでいう「接触したドライバー全員」とは、ぶつかった方もぶつけられた方も両方、という意味である。
a).接触事故直後に、相互の位置(前後)関係が接触前と変動なく、かつ接触したドライバー全員が支障なく走行を続けることができた場合、ペナルティ対象とはならない。
b).接触事故直後に、相互の位置(前後)関係が変わった場合、接触したドライバー全員に、接触の程度に応じて10秒以上のピットストップ・ペナルティが科せられる。またペナルティから復帰する際、位置関係は接触前と同じ状態に戻らなくてはならない。ただし、ペナルティの告知(ブラックフラッグ)以前に、ドライバーが自らの意志により、位置関係を接触前の状態に戻した場合は、ペナルティは免除される。
c).接触事故により、接触したドライバーの内1名以上が、極端なスローダウン、スピン、コースアウト、またはカートのトラブルなどによりレースにおいて著しい不利益(順位が落ちる等)を被った後、走行を続けた場合、その接触事故で接触したドライバー全員が、不利益を被ったドライバーとの位置関係が接触前と同じになるまでの間、ピットストップ・ペナルティ。
d).接触事故により、接触したドライバーの内1名以上が、それ以後走行できなくなった(リタイアした)場合、接触したドライバー全員を失格とする。
e).年間シリーズ戦終盤において、チャンピオンの可能性が残っているドライバー同士が接触事故を起こした場合、その状況により、上記より更に重いペナルティ(シリーズ・ポイントの剥奪等)が科せられる場合がある。
f).ただし、上記の接触とは、競技長が確認(直接の視認、オフィシャルの証言、ビデオ等を含む)した場合に限られ、参加ドライバー及びその関係者からのアピール等は一切受け付けられない。