風と7,000周
MVS道場師範代・風神GAKU。'03RSCチャンピオンの、精進の日々の記録です。

足し算と引き算 2006-6-18(日) 00:51
題名を見て「へ?」と思った方も多いかもしれない。
 
足し算と引き算。
 
決して算数のことを言っているのではない。
カートにおける技術の進歩の有り方を簡単な言葉で表現すると、こうなる。
 
まずはゼロの状態から何か新しいことを学んだ時。
当然足し算になる。
状態としては0+1だろうか。
もちろん0+1だけではなくて、人によっては1+1や2+1が最初の人もいるだろう。ま、それはここでは除外して。
 
そして1+1、2+1、3+1・・・と上達を重ねる。
時には8−1なんて時もあるかもしれないし、6+0なんてこともあるかもしれない。
 
そして、ある一定の数字になった時から、意図的な引き算が始まる。
無理、無駄を整理しはじめるという行為だ。
ただ、その引き算は単純なものではない。
84−1+2みたいな感じにならないとダメだ。
言葉に直すと(もともとの技術)−(見直す内容)+(そこで新たに発見した事や覚えた事)なんて感じになるだろうか。
 
MVS道場の家元、師範の2人を除いた全ドライバーを対象に見てみると、
引き算をして良いドライバーは、俺の目から見た中では数人に限られる。
もちろん、間違って覚えている修正すべき点はマイナスしなくちゃならないけど・・・。
中途半端なレベルで始めた引き算は、デメリットの方が多いと思うよ。
 

ある一定までガムシャラに覚えた事。
それは、引き算が始まった後も、「経験」「知識」「技術」として役に立つこともあるから、それはそれでどこかに溜めておいて損は無いけと思うし。
 

 



昨シーズンを振り返って、今思うこと。 2006-5-22(月) 23:32
今更ながらの話かもしれないけれど。
 

昨シーズン、開幕戦であるRd1が中止となり、事実上の開幕戦となったRd2を優勝で飾り、そしてペナルティを受けた事でリザルトでは4位になったが、トップでチェッカーを受けた。
そして、Rd5とRd7を優勝したことで3連覇へ片手が掛かった・・・・と思っていた。
今考えると、こう思った時点でもうチャンピオンから陥落していたのかもしれない。
 
「獲得ポイント、2位とこれだけ差があるなら何とかなるだろう」
こんな思いが俺の頭の中に浮かんだのも事実。
 
結果MVS GP以降、表彰台には上がれるが優勝できないという状態が続いた。
その中には「確実に勝てるレース」が2戦もあったにも関わらず、それすらも落としてしまった。
 

焦燥そして不安、そして迷い。
3連覇に固執するあまり、俺はドライバーとして1番大事な何かを忘れていた。
ただただ守るだけ。
それは積極的な守りではなく、消極的な守り。
表彰台にさえ確実に登っていたら、あとは周りが自滅していくだろうという、甘い考え。
そんな気持ちは走りにも表れ、誤魔化しが上手くなっていった。
 
そして、最終戦。
結果として負け、チャンピオンを落としたが、最後の最後に自分らしいレースができた。
だけど、「自分らしさ」に気付くのが遅かった。
 
ただ、何だか肩の荷が降りた様な気がしてホッとしたようなのと、似た感覚もあった。
 
そしてシーズンオフ。
12月になってからは、カートのことは一切考えるのをやめた。
イメトレも、筋トレもしなかった。
やっと贅肉を落とそうと思ったのが4月の初め。
それでもイメトレはしなかった。
 
理由?
 
マイナスのイメトレなんて、やるだけ無駄でしょ?
 

そして2006年シリーズが始まった。
とりあえず開幕戦、そしてRd2と2連勝。
直さなきゃならない事は判っている。
今年は攻撃の手綱は緩めない。
 
「爺」って呼んだら殺すよ?
速さを失ったんじゃない。忘れていただけだ。
 
こんな風に吠えると俺らしいっしょ?ww
 

「チャンピオンとしてのプライド」じゃなくて、「ドライバーとしてのプライド」を取り戻す為の今シーズン。
 
何が起きるか、乞うご期待。
 


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